Room1
2012.04.16

アレクサンダー・ゲルマン展 Alexander Gelman

2012年4月16日(月)~28日(土)

11:00~19:00 (日曜休 最終日17:00迄)

レセプション:4月20日(金)17:00~19:00

アフターレセプション:Gelman Lounge 4月20日(金)21:00~29:00
Le Baron de Paris
東京都港区南青山3-8-40 青山センタービル

<新作「Shadows」について>
「ポストグローバル」はゲルマンが作った造語です。「ポスト」は言うまでもなく「その後」であり、つまり「グローバル化のその後の時代」という意味です。今後、ローカルカルチャーを重んじるようになるとゲルマンは見ています。この作品は、グローバル化のその後の”日本”を上述のようなゲルマン流のデザイン的要素でシンプルかつ端的に具現化しています。ゲルマンの視線の先にある日本の哲学や美意識を再認識せずにはいられないでしょう。
<アレクサンダー・ゲルマンについて>ゲルマンは’90年代、世界のデザイン界に彗星のごとく現れ、ロンドン、パリ、アムステルダム、東京、スイス、ドイツ、東ヨーロッパ、南アフリカと、世界中で活躍し弱冠32歳でニューヨーク近代美術館に殿堂入りを果たし、“あらゆるメディアにおいて最も影響力のあるアーティストの一人”と認められました。このようにグラフィックデザイナーとして頂点を極めたにもかかわらず、38歳の彼はビジネスシーンから引退をすることを宣言しファインアートアーティストとして歩む決意をし、現在に到ります。
またゲルマンの生い立ちも特異です。神経外科診断装置の技術開発者の父とロケット・宇宙開発の数学者であり科学者である母のもとに生れました。5歳でアーティストになることを決めた彼は、幼い頃から芸術に関する英才教育を受け、16歳で大学に入学しデザインと衝撃的な出会いをしました。この出会いこそがその後のゲルマンの基礎であり、今も変わらず脈々と作品に反映されています。