岩切裕子 新作展
2006年6月12日(月) - 6月24日(土)
A.M. 11:00 - P.M. 7:00 (日曜日休廊・最終日PM5:30)
bibliotheca lunae 以前プラハを旅したときに、修道院の図書館を訪れたことがあります。 図書館を表すbibliothecaは、本来は「書棚(bibliothekai)」の意で、それが転じてたくさんの書棚が置かれた広間を指すようになりました。 たくさんの本が並べられた書架の前に立つだけで至福を感じざるを得ません。その厚み、重さ、本の形状そのものもまた、私を惹きつけてやまないのです。 岩切裕子 |
「one, two,buckle my shoe」
作品データ:タイトル、種類、制作年、サイズ(cm)、限定、作品価格(内) |
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こうして、Kはさらに歩き続けた。しかし、道は長かった。彼の歩いている道は村の本道なのだが、城山には通じていなかった。ただ近づいていくだけで、近づいたかと思うと、まるでわざとのように曲がってしまうのだった。城から遠ざかるわけではなかったが、それ以上近づきもしないのだ。 『 城 』 フランツ・カフカ |
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そこには誰もいなかった。静寂がペニーアーケードの上に落ちていた。 『イン・ザ・ペニー・アーケード』スティーヴン・ミルハウザー |
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おとぎ話的言葉による、おとぎ話的アドバイス。しかしそれを言うなら、私たちの住んでいた場所からして、おとぎ話的だった。沼沢地帯の真ん中、1本の川の横の、水門番の田舎家。広い世界からは遠く離れていた。
『ウォーターランド』グレアム・スウィフト |
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この世の楽園に実るという<白い果実>??あらゆる超自然的な力を持つというこの果実は、ガラス製の函に聖遺物然と収められ、長年のあいだアナマソビア聖教会の祭壇に祀り上げられていた。それは常に完熟した状態を保ち、決して劣化や腐敗を知ることがないともいわれていた。
『白い果実』ジェフリー・フォード |
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one, two,buckle my shoe 和紙に木版、布、他 2005 11×11×11 |
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関連情報:2003.6