Room1
2008.07.22

-輪ゴムで留めたスナップショット- 南舘麻美子 展

南舘麻美子 展
2008年7月22日(火) – 8月2日(土) 休廊:日曜日・祝日
A.M.11:00~P.M.7:00(最終日A.M.11:00~P.M.5:00)

 

最近、数年ぶりに山奥から都会に出る機会が多くなりました。

今回は人の見かけと存在ということが気になって制作しました。
初めてなのですが、人物ということに視点を据えました。

人物をみて気になった部分、想像したイメージを多数のスナップショットのようにドローイングし、輪ゴムで束ねたものを元に展開しました。

普段 一枚のドローイングや走り書きから始まり、これには何か裏付けがある筈なので、原因を探してそこからシリーズを展開していく、という方法をとっています。

人が創造したものというのは、偽物、イリュージョンな訳ですけれども、現実的な裏付けというものが必ずある筈です。
小説でも絵画でも、現実のものをただ写し取るということも、難しいですが、一から創造すること、想像力というものの方がが優れていると思っています。
今回はより現実を重視していますが、想像力に敬意を持って制作しています。

「鏡」

木版凹版、メディウムはがし摺り
Ed.10  56.8×52.3cm 2008年