Room1
2021.11.16
若林 奮 版画展 – BLACK COTTON −
11月22日(月)~12月4日(土)
11:00-18:00(最終日は16:00まで)日、祝休
綿が鉄の囲いの中を通ってその硬さが変わる。
通過前の硬さは常識的なものではない。
以前、綿と鉄は他の様々なものと一緒に焼けた。
綿は一部が残ったが、白色はなくなり、
鉄もかたまり以外のものは変形し、全体は黒くなっていた。
気温がさがり、消火の水が
夜のうちに凍って、綿や鉄や灰を
ひとかたまりのものにしていたことがあった。
「若林奮−所有・雰囲気・振動 NOTES」展カタログ
(1984年 雅陶ギャラリー)より
若林 奮 Wakabayashi ,Isamu
略歴 | ||
1936年 | 東京都町田市に生まれる | |
1959年 | 東京藝術大学美術学部彫刻科卒業 | |
2003年 | 10月10日 胆管癌により没 | |
1966年 | 「現代美術の新世代展」東京国立近代美術館/東京 | |
1967年 | 「第2回現代日本彫刻展」宇部市野外彫刻美術館/山口、神奈川県立近代美術館賞受賞 | |
1968年 | 「第1回現代彫刻展」神戸須磨離宮公園/兵庫、神奈川県立近代美術館賞受賞 | |
1969年 | 「第9回現代日本美術展」東京都美術館/東京、東京国立近代美術館賞受賞 | |
1973年 | 「若林奮 デッサン・彫刻展」神奈川県立近代美術館/神奈川 | |
初、版画集『余白の侵蝕』(エディシオン・エパーヴ)刊行 | ||
文化庁芸術家在外研修員として渡欧(~1974年11月) | ||
1975年 | 「第6回現代日本彫刻展」神奈川県立近代美術館賞受賞 | |
1977年 | 「第7回現代日本彫刻展」東京都美術館賞受賞 | |
個展「ノート・鮭の尾鰭 若林奮」ギャルリーワタリ/東京 | ||
個展「若林奮 彫刻展」雅陶堂ギャラリー(現、横田茂ギャラリー)/東京 | ||
1978年 | 「第9回中原悌二郎賞」北海道立旭川美術館/北海道、優秀賞受賞 | |
個展「ノート・鮭の尾鰭」ギャルリーワタリ/東京 | ||
個展「若林奮 デッサン展」雅陶堂ギャラリー/東京 | ||
1979年 | 個展「若林奮 彫刻展」雅陶堂ギャラリー/東京 | |
1980年 | 「第39回ヴェネチア・ビエンナーレ」日本館/イタリア | |
個展「若林奮 素描」雅陶堂ギャラリー/東京 | ||
1981年 | 「第2回ヘンリー・ムーア大賞展」彫刻の森美術館/箱根、美ヶ原高原美術館賞受賞 | |
1982年 | 個展「若林奮 大気中の緑色に属するもの」雅陶堂ギャラリー/東京 | |
1984年 | 個展「若林奮 所有・雰囲気・振動」雅陶堂ギャラリー/東京 | |
個展「若林奮 所有・雰囲気・振動−森のはずれ」アキライケダギャラリー/東京 | ||
1985年 | 個展「若林奮 所有・雰囲気・振動のためのマケット」雅陶堂ギャラリー/東京 | |
1986年 | 個展「若林奮展」彌生画廊/東京 | |
個展「若林奮 Drawing」アキライケダギャラリー/東京 | ||
「第42回ヴェネチア・ビエンナーレ(日本館)に≪大気中の緑色に属するものⅡ≫」出品/イタリア | ||
1987年 | 個展「今日の作家 若林奮展」東京国立近代美術館、京都国立近代美術館 | |
個展「若林奮 外部空間・二つの庭について」雅陶堂ギャラリー/東京 | ||
1988年 | 個展「若林奮:1986.10-1988.2」北九州市立美術館/北九州 | |
1989年 | 個展「庭 若林奮『遠硫化庭』」他アキライケダギャラリー/名古屋 | |
個展「若林奮展 Work,1986-1988」アキライケダギャラリー/田浦(横須賀) | ||
1990年 | 個展「若林奮 版画・素描・彫刻展」町田市立国際版画美術館/東京 | |
「ファルマコン’90 現代の美術展」幕張メッセ日本コンベンションセンター/千葉 に≪Valleys≫出品 | ||
1991年 | 個展「ISAMU WAKABAYASHI Sculptures and Drawings」ソウル・アーツ・センター/韓国 | |
1992年 | 個展「Isamu Wakabayashi Sculpture:New Works」アキライケダギャラリー/ニューヨーク | |
1995年 | 個展「若林奮展-素描という出来事」東京国立近代美術館/東京 | |
1996年 | 個展「煙と霧 若林奮展」足利市立美術館/栃木、郡山市立美術館/福島、山形美術館/山形「第27回中原悌二郎賞」 | |
1997年 | 個展「若林奮 1989年以後」名古屋市美術館/愛知、神奈川県立近代美術館、大原美術館/岡山、高知県立美術館 | |
個展「Isamu Wakabayashi」マンハイム市立美術館、’98年ルードヴィッヒ・フォーラム/ドイツ | ||
1999年 | 多摩美術大学教授就任(~2003年) | |
個展「若林奮展」ギャラリーAPA/名古屋 | ||
個展「若林奮 新作展 犬は旋回する」ケンジタキギャラリー/名古屋 | ||
個展「若林奮 新作展」佐谷画廊/東京 | ||
2000年 | 個展「若林奮 新作展 硫黄の味方」ケンジタキギャラリー/名古屋 | |
個展「若林奮 鉄の沈黙・緑の言葉」展 あさご芸術の森美術館/兵庫 | ||
「花(静止しつつある夢の組織)詩画集展」ギャラリー池田美術/東京 | ||
2001年 | 「Ikiro/ Be Alive-Contemporary Art from Japan 1980 until now」クレラ―・ミュラー美術館/オッテルロー(オランダ) | |
個展「若林奮 新作展 樹皮と空地」ケンジタキギャラリー/東京 | ||
2002年 | 個展「若林奮展」豊田市美術館/愛知 | |
個展「若林奮 新作展」ケンジタキギャラリー/名古屋 | ||
2003年 | 個展「若林奮-振動尺をめぐって」川村記念美術館(現、DIC川村記念美術館)/千葉 | |
2002年度芸術選奨 文部科学大臣賞受賞(美術部門) | ||
個展「若林奮 飛葉と振動-2003」横田茂ギャラリー/東京 | ||
個展「若林奮 ドローイング展」Galerie412/東京 | ||
個展「若林奮 銅版画展」ときの忘れもの/東京 | ||
個展「若林奮 銅・弧」ケンジタキギャラリー/東京 | ||
2004年 | 「逝きし芸術家を偲んで 勅使河原宏、若林奮をはじめとする11人の作家たち」千葉市美術館 | |
個展「若林奮」ケンジタキギャラリー/名古屋 | ||
個展「若林奮」横田茂ギャラリー/東京 | ||
個展「若林奮 鉄の彫刻家を偲んで」町田市立国際版画美術館/東京 | ||
「所蔵作品展 若林奮」東京国立近代美術館/東京 | ||
2005年 | 個展「若林奮」横田茂ギャラリー/東京 | |
個展「若林奮版画展 デッサンと彫刻のあいだ」世田谷美術館/東京 | ||
個展「若林奮 くるみの樹 DRAWING 1999-2003」多摩美術大学美術館/東京 | ||
個展「若林奮 彫刻-1960年代・70年代」ケンジタキギャラリー/東京 | ||
2006年 | 「彫刻なるもの 川島清、土屋武、若林奮の作品から」いわき市立美術館/福島 | |
個展「若林奮 花束-drawings 1996」ケンジタキギャラリー/東京 | ||
2007年 | 個展「若林奮」」横田茂ギャラリー/東京 | |
個展「若林奮 DAISY 1993-1998」多摩美術大学美術館/東京 | ||
2008年 | 個展「若林奮-VALLEYS」横須賀美術館/神奈川 | |
2009年 | 個展「若林奮 コレクション展」ギャラリー十玄門/東京 | |
2010年 | 個展「若林奮 Dog Field Drawing 1980-1992」多摩美術大学美術館/東京 | |
個展「若林奮-水没」ケンジタキギャラリー/東京 | ||
「これは本ではない ブック・アートの広がり」うらわ美術館/埼玉、福井市美術館/福井 | ||
2012年 | 個展「若林奮-記憶」ケンジタキギャラリー/名古屋 | |
個展「若林奮<Bibliography>横田茂ギャラリー/東京 | ||
2013年 | 「Re:Quest 1970年代以降の日本の美術」ソウル大学美術館/韓国 | |
「ET IN ARCADIA EGO 墓は語るか 彫刻と呼ばれる、隠された場所」武蔵野美術大学/東京 | ||
「所蔵品展特集展示 父、若林奮」横須賀美術館/神奈川 | ||
個展「若林奮 仕事場の人 Drawing 1955-2003」多摩美術大学美術館/東京 | ||
2014年 | 個展「T氏コレクション 若林奮展」ギャルリー東京ユマニテ/東京 | |
個展「若林奮氏を偲んで 銅版画作品『52記』全作品を見る」ギャラリー福果/東京 | ||
「スサノヲの到来」足利市立美術館/栃木、DIC川村記念美術館/千葉 | ||
2015年 | 個展「若林奮」ケンジタキギャラリー/名古屋 | |
個展「若林奮 飛葉と振動」名古屋市美術館/愛知、足利市立美術館/栃木、神奈川県立近代美術館 葉山/神奈川、府中市美術館/東京、うらわ美術館/埼玉 | ||
個展「若林奮」横田茂ギャラリー/東京 | ||
2016年 | 個展「若林奮」ケンジタキギャラリー/東京 | |
「コレクション展 かたちの野性」東京国立近代美術館/東京 | ||
個展「若林奮-休息の時- 椅子によせて」横田茂ギャラリー/東京 | ||
2017年 | 「DOMANI・明日展 PLUS Artists meet Books 本という樹、図書館という森」日比谷図書文化館/東京 | |
2018年 | 「言語と美術 平出隆と美術家たち」DIC川村記念美術館/千葉 | |
2019年 | 「空間に線を引く 彫刻とデッサン」平塚市美術館/神奈川、足利市立美術館/栃木 他 | |
2020年 | 個展「町田ゆかりの作家 若林奮」町田市立国際版画美術館/東京 | |
「DOMANI・明日 2020 傷ついた風景の向こうに」国立新美術館/東京 | ||
「開館25周年記念コレクション展 VISION DISTANCE いま見える景色」豊田市美術館/愛知 | ||
2021年 | 個展「若林奮・関ケ原」せきがはら人間村生活美術館/岐阜 | |
「コレクション展 若林奮 新収蔵作品」神奈川県立近代美術館 葉山/神奈川 | ||
「MIHO MUSEUMの現代美術」MIHO MUSEUM/滋賀 | ||
「驚異の三人 高松次郎・若林奮・李禹煥 版という場所で」世田谷美術館/東京 | ||
「特別展示 若林奮 軽井沢・高輪美術館(現・セゾン現代美術館)の庭」セゾン現代美術館/長野 | ||
「若林奮版画展-BLACK COTTON-」シロタ画廊/東京 |