Room1
2007.10.29
舟田潤子 展
2007 10月29日(月)-11月10日(土)
11:00AM-7:00PM(最終日5:30PM・日休)
|
|
舟田潤子 Junko Funada陽の中で舞い、陽の中で笑う。 楽しさがいっぱい詰まったテントから どんどん溢れでる色とりどりの喜びと興奮。 これは私がいつも想像するかたちを言葉にしたもの。私は何よりもまず「楽しむ」ということを大事にしたい。作品を通してわくわくするものが伝わるように・・・・。 私は大好きなサーカスを観に行き、とろけるような空間を楽しむ。そこには、どこからやって来たのか、一夜でできあがった不思議な世界がある。パフォーマーたちは、究極なまでに研ぎ澄まされた自身の体、姿に惚れ、自信満々の笑みをこぼしながら、生きることを次から次へと楽しんでいる。私はあっと言う間に彼らに溶け込み、版の上に舞台を移す。 私が銅版画に魅せられるのは、銅自体の色、質感が好きだということと、版にインクをのせた時の溶けた飴のような美味しそうな様子や、喜怒哀楽、特に私にとっては「喜」と「楽」を表しやすい線に魅力を感じるからだ。直接引っ掻くドライポイントのにじみある線や飛び跳ね消えてゆく線、長時間の腐蝕で作ることができる深みのある線―。そして、刷り上がるまで一緒に過ごしてきた傷や染みに愛着を感じる。 日本人であり、京都人である。 その文化を滲ませ、膨らませたサーカス船をまもなく出航する。 プレス機のハンドル握り蛇をとり、船長気分でラララ チュ ポン ポポポポ ポンと陽の中へ。 |
「フワリラン花魁酔」
銅版、シンコレ、コラージュ、 |