Room1
2007.03.26

原民代 個展 -雲を描く-

2007年3月26日(月) – 3月31日(土)
A.M. 11:00 – P.M. 7:00 (最終日 P.M. 5:30)

雲を見て何かを想い描いたりしたことはないだろうか。
水彩画(グァッシュ) 14点、マーカー画(ブラッシュマーカー)7点の展示です。ご高覧、ご高評をお願い申し上げます。

  

 

コメント

研究所時代のころ、ミロの「ブルーII」をみた時から抽象を描きたいと思ったし、抽象の抽象たるゆえんのものは何か、考え続けて来たような気がする。そして今まで続けて来た絵は、抽象に対する気づきの変遷のような気がする。そして今回は雲を描くである。
雲を見て、自由に何にみえるか想像したことはないだろうか。
雲を見て、自由に想像するということは、極めて抽象的、ないしは、抽象の第一歩であるような気がする。
そして抽象画というのは雲のような存在なのではあるまいか。
今回自分で自分の絵をみて、雲をみて、何かを想像するように、自分の絵を見ていることに気がついた。
しかし、雲を描こうとして、描いたのではない。

今までよりも、少し絵がやわらかくなったように思うが、どうだろうか。

 

1947年新潟市生まれ/1973年 東京教育大学絵画専攻卒業/1975年 藤好画廊にて個展「’65~’75」/1980年 ギャルリーヴィヴァンにて個展「イメージとの戯れ」/1985年 アトリエ(牛久)にて個展/1989年 ギャルリーヴィヴァンにて個展「白を描く」 /1992年 ギャルリーヴィヴァンにて個展「形をはずす」/1997年 シロタ画廊にて個展「表現の抽象化」 /2003年 シロタ画廊にて個展「陽光を描く」