Room1
2004.07.05

フナイタケヒコ展 ~夢読み空間2004~

2004年7月5日(月) – 7月10日(土)
A.M. 11:00 – P.M. 7:00 (最終日PM5:00)

光へ    acrylic, pastel, oil on silk (60x60x4cm, wood frame)
 線がはらむベクトルに色彩を絡み合わせ、具体的なイメージが結像する手前で、消去と定着を繰り返す。ときに、それらの痕跡が魅惑的にみえるのは、眠りの中で脳内素子が生み出す夢の破片のようなものだから? そして、夢に眠りが不可欠なように、痕跡には、いつでも消去された空虚なひろがりが寄り添う。
—-画面上で出会う厄難も僥倖も全て無作為に生起するはずもないが、眼前に漂うこの光景は、夢に似た現れ方をするように感じられる。
ならば、それぞれの夢に似て現れるものに潜む固有史とは・・・。
-フナイタケヒコ-