Room1
2005.01.11

艾沢詳子 展

2005年1月11日(月) – 1月22日(土)
A.M. 11:00 – P.M. 7:00 (日曜休廊・最終日PM5:30)

<作者コメント>
近年版画制作と同時進行でドローイングやインスタレーションの発表を試みています。
2004年2月末から8月末まで札幌芸術の森旧有島邸を使いワックスを使った立体の集積で構成したインスタレーション「夏のオライオン」展が開催されました。6ヶ月というロングランの展示は、非日常と日常が表裏一体化したような時間が流れており、その狭間で私は何を視ていたのだろうか、そして2004年9月、自然の猛威は日々見慣れた発寒河の木々をも根こそぎ露わな姿に変えてしまい、何か想像を超える自然のエネルギーと突然現れた空虚な風景に、私は呆然と立ち竦んでいた。
こうやって版画表現以外のことをやればやるほど、私にとって版造りそのものがそれらの原点に或るのではと再認識させられ、また新たに版と向き合っているような気がしました。
ダイアリーの様な数字のタイトルを持つ作品群は何を語ってくれるのだろうか?

‘49年 夕張郡由仁町生まれ ‘77年 ヨーロッパ滞在 ‘88年 イメージ動-北海道の美術(北海道立近代美術館) ‘89年 第18回リュブリアナ国際版画ビエンナーレ(ユーゴスラビア・リュブリアナ近代美術館) ‘93年 TOKYOまちだ国際版画展(町田市立国際版画美術館) ‘94年 現代の版画1994(渋谷区立松濤美術館) ‘95年 ニューヨーク研修(’94,ACCグラントの取得) リサ・マッキー・艾沢詳子スタジオショー(アメリカ・ニューヨーク) 第2回BHART,BHAVAN国際版画ビエンナーレ グランプリ受賞(インド・ロバンカー美術館 ‘97も出品) ‘97年 ニューヨーク研修(北海道文化財団の助成) ‘98年 アジア・プリントアドベンチャー’98(北海道立近代美術館) 北の創造者たち’98平面の断章,知覚させる身体性(札幌・芸術の森美術館) ‘99年 メディテーション真昼の瞑想(栃木県立美術館) ‘00年 個展 シロタ画廊(東京)‘01年 第5回Sharjah国際アートビエンナーレ 受賞(インド)