Room1
2002.11.25

坂爪厚生 銅版画<メゾチント>展

2002年11月25日(月) – 12月7日(土)
A.M. 11:00 – P.M. 7:00(最終日PM5:30迄)


菜食主義者のシャツ
メゾチント・アクワチント
70×49.5cm ed.35 2002


「風景’74―我ら兄弟たち II」
メゾチント 1974年
49.5×63.5cm Ed20部

「変貌する頭部’81―I」
メゾチント 1981年
60.0×49.5cm Ed20部

 

作者のコメント
メゾチンとは銅板の表面を紙やすり状に目立てしたものを削って形象を浮かび上がらせる技法で、金属の銅の持つ硬く粘性のある固有の性質と向き合う仕事である。黒から白への精緻な階調の変化の美しさと、銅が強いる制約を表現の内實を深めるてだてとして35年間にわたってメゾチントにこだわってきた。また、常にものの外に現れるかたちと内実、表現とその奥にあるもの、形象と概念、この両者のあいだの距離を測ることをテーマとしてきた。
70年代から最新作まで35点展示。


坂爪厚生略歴
1941年群馬県生まれ ’65年京都大学工学部卒業 ’73年日本版画協会会友賞 ’74年第5回版画グランプリ展グランプリ 第2回ニューハンプシャー国際グラフィックス展受賞 ’80年日本の版画(栃木県立美術館) ’83年第2回バルナ国際版画ビエンナーレ展買上 ’85年現代日本版画展(大英博物館) ’87年現代版画(松涛美術館) ’88 ’89年度文化庁買上作品展 ’95年坂爪厚生・深見陶治展(京都市美術館) ’96年メゾチントの古典と現代展(ニューオリンズ美術館) ’01年KYOTO版画2001-日本・中国国際版画展(京都市美術館・’02西安美術博物館) その他 ビエラ国際版画展、ソウル国際版画展、イザビ国際版画展、リュブリアナ国際版画展、グレンヘン色彩版画展、フィンランド国際版画トリエンナーレ、クラコウ国際版画トリエンナーレ、大阪トリエンナーレ等出品